landouの日々に感謝blog

♡経験は宝なり♡ ~どんな事も心の栄養 ~

脱毛症になって気づいたこと

はじめまして landou です

気づいたら 自己免疫疾患をハシゴしています

今回は脱毛症について書きたいと思います

 

○6年前の春

 

毎朝目が覚めると はぁ~ また一日がはじまる・・・

当時、性格が合わない(モラハラ)夫との関係で心が疲弊していました 

言いたいことを言わず、やりたいことも我慢

自分の心に蓋をして過ごしていたら身体は悲鳴をあげました

 

 

恐ろしいほどの抜け毛が始まり、 

全体的に地肌が透ける状態になった頃、意を決して髪を剃りました 

それ以上抜けていく恐怖を味わいたくなかった…  

気がついたら髪だけではなく体中の毛根から毛という毛が数週間で無くなっていました

 

 

髪の毛のない頭

眉毛やまつ毛の無い顔  

悲しかったなぁ…  💧

 

 

鏡を見ては涙をこぼし、何でこんな事になっちゃったの?なんで?どうして?

これからどうやって生きていけば良いの? どーやって隠せば良いの? 

どこで治してもらえるの? それとももうこのまま治らないの?

自問しても答えは見つからず・・・

自分の変わり果てた姿を受け止めることができなかった・・・

 

 

大学病院で、円形脱毛症の中ではラスボスのように手強い『汎発性脱毛症』と診断され、まもなく入院してステロイドパルス療法を受けました

 

 

半年間 ジーっと効果を待ちました

同病者のブログを読みまくりました

みんなどうやってこの状態を乗り越えているんだろう…    

症状・治療内容・状況など皆それぞれ違うけれど、同病者の症状や治療内容を読む事で

とても励まされました

 

 

そして病気になって半年が経った頃、

見た目はまだ変化していないのになぜかすごく髪の毛が無いってことを振り切れた自分

がいました^^;

いろんな事に対しても前向きに考えられるようになりました

一歩ずつ前に進まなきゃ!ってパワーがみなぎり、

その頃にやっと離婚も決意できました

 

髪が無いせいもあってか 生まれたて の気分でした ♪

 

 

今とっても穏やかな日々を過ごせているのは

あの時の経験があったからです

よくぞ乗り越えたね~って自分に言っています!

 

 

今になって思う事ですが、

私の場合は心の悲鳴を放置していたから、

身体が危機を感じ、自己免疫のスイッチをポチッと押してしまったのだと思います

あの時 体の中から「もう無理だよ!心も体も助けてっていってるよ!」って体に反応を

起こし、私の内なる声に気付かせてくれたのかもしれません

 

 

あれから6年が経ちましたが、今も大学病院でステロイド注射の治療を継続中です

今は脱毛症の自分をまんま受け止め、病気とも仲良くしています

この病気に罹ったお陰で素敵な友人も増え、自分とも向き合うことができるようになれ

た気がします

 

 

そしてあの時の自分のように、脱毛症で今辛い思いをされている人がいたら

病気や日常での悩み、ウィッグやスカーフなどを使用して生活のQOLを上げる工夫な

ど、経験したことを発信していきたいと思っています

 

 

 

円形脱毛症はとかくストレスから誘因されるように思われがちですが

(私の場合はまさにそうですね・・・^^;)

感染症や風邪、アレルギー、遺伝的要素など要因は多岐にわたります

年齢・性別を問わず突然襲いかかってくる円形脱毛症」という病

この病になるタイミングやきっかけなんてわからないんです

自己免疫という体の自己防衛システムの誤作動は、どんな人でも罹りうる病だと知りま

した

 

 

そして経験した事により、様々な矛盾を感じるようにもなりました

それは、社会の中での間違ったイメージです

 

円形脱毛症=メンタル弱い人

・単発型、多発型、全頭型、汎発型など広範囲にわたる脱毛でも病名は「円形脱毛症」

 

私のように全身全てが抜ける病態であっても病名は円形脱毛症」

病名を聞かれる場面があると、なんとなく円形って言いづらくて

「自己免疫性の脱毛症なんですっ!」 って言っていた自分

 

罹患したことで、私自身も間違えて認識していたり知らないことが沢山ありました

 

何をするにも、どこに行くにも『生き辛さ』を伴うこの病を

社会の人に正しく理解してもらう機会になれば嬉しいです ♡